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富士山 世界遺産 登録日 6月26日 [環境]

そろそろ、富士山の登山時期が終了する9月になって改めて
富士山の世界遺産登録について振り返ってみます。

富士山のユネスコ世界遺産登録は2011年6月の小笠原諸島に
続いて17件目となる。

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初めは世界自然遺産の登録を目標にしていたが、登山客らによる
ゴミ、トイレ問題や土地開発を含む環境問題で自然遺産の登録の基準には
満たしていないという理由から世界文化遺産に目標変更する事になった。

もともと富士山は日本を表す山であり。富士信仰の対象であったり
古来より数多くの画家達のモチーフでもある。日本画・屏風・版画・礼拝画
有名な作品の中では葛飾北斎『冨嶽三十六景』や歌川広重(安藤広重)
『不二三十六景』『冨士三十六景』において描かれその存在は日本人の
心の象徴としても捉えられる。

それらの文化的また歴史的背景を世界遺産条約に則り文化的意義をユネスコに
認められて6月26日に世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として
登録された。

補足:「三保松原」は当初は対象外となっていたが駿河湾から見える三保松原も
信仰・芸術の対象として認めらて含まれるようになった。


しかし、登録後の課題もまだまだ残っている世界遺産は一般的には6年毎に状態
確認をされるが、富士山は異例の3年毎の状態確認になっている。
理由は先に挙げた環境問題に対する懸念である。これから3年以内に自然環境を
いかに守るかという対策を決めなければならない。

また富士山の清掃活動を行っているアルピニストの野口健も登山客の著しい増加に
より更なる環境悪化を懸念している。もし、このまま改善されなければ登録抹消の
危機に瀕する事になる。



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